なんかまるでエンディングノートみたいな始まり方だけど、ただ単に「今年やたら出張多いし、食ったことのない食べ物食いてーな」と思いついてやたら食べに行った2024年。
今年になって新しく味わえたものを挙げる。

1.うなぎの白焼き
拙僧、うなぎと言えばタレが掛かってるものが当たり前と言う心でござった。
それを最近知った白焼きのお重で食べられる店を見つけて行った次第。値段にして3000円。たっか！！
柔らかくホクホクしてる普通のかば焼きに比べると、少々表面が固めの食感で味は割とたんぱくめ。

でもウナギってデフォルトの味でも十分美味いんやな…ってことを再認識できた。
ポン酢をつけたりワサビをつけたりして、結構味変をする楽しみがあったのと、白焼きだとウナギ自体の脂の美味しさが割とダイレクトに出るんですね。
3回に1回くらい白焼きも良いな、と思う反面そもそもウナギ自体高くて行かねえな……って言う結論。
ウナギたかいよー。

2.牛カツ
まだ自分が子供の時に親に牛カツ食べてみたいと言ったところ、「とんかつで良くね？」と言うやり取りを5回くらいして食べられなかった代物。
最近食べに行きました。2000円、まぁまぁの値段。
薄く切られた牛くんがちょっと固めのカツの衣を身に纏い、まるでフグ刺しのように並べられた登場。
黒糖醤油、ポン酢、塩で頂いた。これ美味い。

何と言うか、ちゃんと火が通ってるハズなのに刺身を頂いているようなお上品さ、凄いさっぱりしてる。
脂っ気は感じるのに、とんかつみたいなジューシーと言う感は薄く、咀嚼してる内に後から味がじわじわと伝わってくる感覚。
ご飯がバクバク進む！と言うわけではなかったけど、とんかつとは全然違う味に感動。食べに行って良かったなと思った。

3.二郎系ラーメン
興味はあったが小食故に一線引いていたもの。
ふと立ち寄ったラーメン屋が所謂二郎系ってやつで、朝飯も食べていない状態で比較的空腹だった為に一念発起して注文。
目の前に聳え立つモヤシの森。まずモヤシになんか油が乗っていたので、これをまず汁の海に沈める。そしてまたモヤシ。
モヤシをかき分けてもモヤシモヤシモヤシ。箸でモヤシの森をかき分けている時点で、若干俺の口が「ウープ」と言う悲鳴を上げそうになる。

まぁ箸でモヤシを混ぜているだけではラーメンが減るわけでもなし、意を決してモヤシを食べる。
確かに中々汁を吸っててジューシーなモヤシ。しかし俺はラーメンを頼んだのであって、モヤシスープを飲みに来たわけでもないので、モヤシを程々に麺を頂く。
なるほど…思っていたより、麺が固く、そして太い。正直うどんを食べているような気分だったが、伝わる味は確かにラーメン。新体験。
そして感じるニンニクの刺激。なるほどハマる人が多いわけだとパクパク食べる。
麺をほぼ食べつくしたところで、麺の下からまた現れるモヤシ。麺を隠すならモヤシの中とは言ったもんだなと思った。
しかし味は悪くなく、比較的少な目の二郎系だったのか、ペロリと食べて満足げに店を後にした。

この時の自分は、帰宅後に無理やり睡眠に入るまでずっと腹痛と戦うハメになるとは露とも思っていなかった。

4.盛岡冷麺
コンビニとかにはたまにあるんだけど、ちゃーんとスイカが入った所謂古典的な盛岡冷麺と言うやつを食べてみたかったところ、ラーメン屋ではなく冷麺屋を見つけたので入店する。
カクテキ、スイカ、キュウリ、煮卵、牛肉と言う求めていた冷麺に辿り着く。
透明な麺なのに弾力があって、冷やしラーメンとも蕎麦や素麺とも違う不思議な噛み応え。
スープはさっぱりめの塩ベースっぽい味だったけど、段々とカクテキのキムチ成分が広がっていって食べてるうちに良い感じに辛くなってきて、それをスイカで舌を戻すって言う、漬物感覚で置かれてるスイカが面白い。
値段もお手頃だったし、近くにあったならもっと通いたかったのにな～～～と思いながら食った。美味。

番外

5.瓦そば
山口県名物(らしい)文字通り瓦の上で焼いた蕎麦。
茶そばの上に錦糸卵をまぶし、その上にネギや肉、レモン、椛卸等を乗っけて食べる所謂鉄板料理らしい
一応それっぽいものをフライパンで試しに作ってみたけど「なんか……こんなもんか……？」ってなって、本場の味が分からずにただ焼いた茶そばを食べた気分になった。
自分で作ったなんちゃって瓦そばがこんなもんだったのか、別の物だったのか食べに行ってみたい次第。でもなぁ、本場は山口県か………

他にも色々新しく食べたものはあるが、印象に残っているものを挙げた。
皆も偶には食べたいなこれと思ったものを食べに行ってみよう！失敗しても笑い話にはなるし。
ちなみに過去の飲み食いで、失敗料理とかじゃなくて店売りされてるもので一番不味かったものはキムチサイダー。

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