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電磁直通ブレーキってカッコよくないですか!?【第2回AE交換日記強制参加アドベントカレンダー】12月16日
おワン。11yo @Dojave_Nina
20251216-184930



こんにちは。あまり知られていないが実は鉄オタだったりする、どじゃべにーなです。
今回はみなさんを置いてけぼりにするための記事を書いていきます。趣味100%、なるべく耐えてくださいね。

さてみなさん、"電磁直通ブレーキ"って知ってますか?
知らないですか。でも、みなさんが知らないという事などおれは知りません。ちなみに電磁直通ブレーキというのは、古い電車の運転台によくついているあの「木製の右手レバー(※諸説あり)」のことを言ってます。それすらピンとこない方はセンスでどうにか補完して下さい。

で、アレ……………………………すっぅっっぅっっんげえカッコいいと思いませんか?

はい、おれもそう思います。しかし、みなさんは電車のブレーキがどうしてカッコいいのかなんて、微塵も考えた事がないと思います。
なので!今回は!電磁直通ブレーキがどうしてカッコいいのかを!おれが代わりに考えてあげました(笑)。
感謝せえよ。

というわけで、この記事ではなぜ電磁直通ブレーキがかっこいいのかを、6点だかに分けて紹介していきたいと思います。
あ、ちなみにコメント欄に「シュポシュポwww」などと書き込むのは最後までスクロールしてからにしてください。でないとおれのプライドが折れます。
※この記事はちょこちょこ調べ物をしながら書いていますが、間違っている可能性の方が高いことをご留意ください。

1.運転レバーが2本になる!!!

まずめちゃくちゃデカいと思う、これが。
実を言うと、最近の電車は一本のレバーで加速も減速も制御してしまう事がかなり多くなっているんです。このワンハンドル式の採用理由としては「運転しやすさ」などが挙げられます。
しかぁーーーし!!!電車をはじめとした乗り物っちゅうんは、加速・減速それぞれ「全く別の機構」が行なっているはず!!!!!!それを一本のレバーにまとめちまうというのは、むしろ「直感性を欠く」んじゃあないのか……?
そう!左手で「加速装置」を扱い、右手で「ブレーキ装置」を扱う…………この「個別に機械を制御している」という直感性こそが、ビジュアル的にも操作感が伝わりやすくてカッコいいんじゃなかろうか……………!なかろうか!
※なお、筆者は運転席を後ろから「見てるだけ」という経験しかない。

2.なんか「シューシュー……」って音がする!!!

この電磁直通ブレーキという技術は、そろそろ登場から1世紀は経とうとしている、とても歴史のあるやつなのです!!!そのためブレーキレバーの真下にもしっかり「空気管」が備わっています(実は電車のブレーキってトラックと同じ空気式なのだ)。
具体的にはレバーを動かすたび「シュー…」とか「ガスッガスッ」といった生々しいエア漏れ音が聞こえてくるのだ……!
これは最近の方式じゃあ聴けない音!!!運転士が機械を直接触っているからこそ、バイワイヤでないからこそ感じ取れる電車の生の音なわけです。

3.レバーは運転士がそれぞれ持ってる!!!

これは最もロマン性溢れる要素だと思っています。実をいうと昔のブレーキ弁は、レバーが備え付けではなかったりします!!!例えば"運転士がいない"運転台を見ると、ブレーキ弁のところにちょこんと"コック"みたいなのが鎮座してるだけで、操作できなくなっているのが見えたりします。
そこで運転士の出番です。電車の運転士達はそれぞれ自分用のレバーを持っていて、担当の列車に乗り込むたびにレバーをコックの部分に「ぶっ刺して」使うのです!!!
これが一種の「電車の鍵」みたいな役割をしているし、運転士がそれぞれ「マイレバー」で大型車両を動かしていると思うと、なにやらロマンが湧いてくるじゃあないか!?!?!?っておもうよ。

4.しかも無段階入力できる!!!

こちら電磁直通ブレーキの隠された長点だと思っているのですが、今の方式ではデジタル入力で7〜8段階しか強さをいじれないところ、電磁直通では「レバーを回した量によって」自由に無段階にいじることができるんです!アナログ入力。
これはセルフラップ弁とかいう、おれには微塵も仕組みがわからない特殊な機構を使うことによって、この画期的な操作を実現しているのだ!!!
制動力を機械が所定値に補正するのではなく、レバーを直接握る運転士のカンと車両の個性・調子が決定する……ククク、職人技………………………

5.もっと古い予備系統がついてる!!!

実はこの電磁直通ブレーキという方式、メリットは多数にのぼるが、反面ぶっ壊れた時の安全性にはちょっと疑問が残る仕組みでもあるのです。
そこでブレーキレバーを奥まで回すとあら不思議!ブシュブシュ動いていた電磁直通ブレーキの代わりにスーッと「自動空気ブレーキ」とかいう予備系統が動き出すのだ!!!この自動空気ブレーキは簡単に言うと、恐ろしく操作が難しい代わりに「ぶっ壊れても止まる」というフェイルセーフをもつスグレモノで、予備にはもってこいなのです。
ただしこの自動空気ブレーキの装備は「全く別の装備を余計につけて二重化」してることになるので「じゃあこっちだけつけてりゃ安全だしよくね!?」と思うかもしれないですが、逆に言うとそれだけ昔から日本の電車はそこかしこをギッチギチに走っていたので、応答性に優れ車間を詰めやすい電磁直通ブレーキのメリットも大きかったということ。
……………だと思いますたぶん。ね、かがくのちからってすげーよね。

6.圧力計が4本もある!?!?!?

お察しの通り電磁直通ブレーキというのは他の方式に比べて段違いに「仕組みが複雑」なやつです。その正体はおれにもよく分かっていません。しかしその複雑さゆえ指針の数は増え、圧力計は一眼で済む電車が多い中、電磁直通ブレーキ搭載車の圧力計は「二眼」が一般的なのです!
ブレーキ操作に合わせて激しく動く二本の針、タンク内圧を赤枠の中に納め続ける赤針と上を向いたまま微動だにしない黒針……このガチャガチャした機械感、運転台から得られる情報量の多さこそ、電磁直通ブレーキのカッコよさの極地と言えるのではないでしょうか!?

さいごに

い か が で し た か ?
おれの思う電磁直通ブレーキのカッコいい所、少しは伝わってきましたでしょうか?
えっ全然伝わらない?それの何がいいのかよくわからない?……………そっかー(´・ω・)
もし実際の様子が気になった人がいれば、自分で探して乗りに行くか、あるいはおれがリンクを貼るのでその動画を見るといいですよ。
おれが好きなブレーキ操作の動画→https://youtu.be/kb5vEflqQW8?si=CmZaWOvAr6rb-bWK

実を言うとおれは「電車がどう素晴らしいのか」を説明するのはとても難しいことだと思っているので、こうして鉄道趣味を通じて感じたことを外部に発信するのは、普段すすんでやらないことだったりします。
今回、アドカレという機会を頂きまして、生まれて初めて自分の世界全開で紹介させて頂きました。読みづらかったらゴメンよ。

ま、結論「機械が動いてるのってカッコいいな」で伝わりますけどもね!!!!!!!!!!!!!!

さて、この記事だけでアサイー5億個分の鉄分を摂取した皆様方におかれましては、より良い睡眠とより良いヘモグロビン量をもって今後とも健やかに過ごして頂ければ幸いです。これを読んで鉄道趣味も面白そうだと思った方(少)やっぱり鉄ヲタの話はよーわからんと思った方(圧倒多)、この世にはもっと面白くて深い鉄オタコンテンツがたーーーーっぷり溢れております。
例えばおれはTETSUOさんの動画とか好きですねえ。たまに見るとたのしいのよ、誰も知らん線路を辿る動画→https://youtu.be/qOAkWt_xqbI?si=ng_uWYIqxldLSBcU
おれはオススメはしないんですが、片足突っ込みたくなった人はぜひ!!!こっちにいらっしゃい。

……おや、こんな変ちくりんな記事をここまで読んでくれるとは!いいねえ〜キミには「シュポシュポwww」とコメントする権利をやろう!
それでは、またいつか〜〜〜


コメント

にわか,20251217-001624
マイレバーおもしろい バイオハザードの謎解きでクランクを手に入れたみたい


にわか2,20251217-002914
コンピューターがない時代の技術はどの業界でもロマンがあるシュポね


にわか3,20251217-003158
電車乗ったことないからブレーキかけてるとこ見たことないシュポwwwね


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